四季報

音楽など。

流行りのバンド 炎上商法 見下し

「今、どんなバンドが流行ってんの?」

という話をすると、

「ゲスの極みはあんなだし、wanima?ワンオク?shishamoは売れてんのかな?」

という流れで結局shishamoについてあーだこーだと話し始めている。

 

オレンジレンジが全盛期だった中学生時代、自分は売れつつも比較すると地味なバンプアジカンなんかを聴いていたタイプなので、wanimaもワンオクも自分が聴く音楽じゃない気がして、好きとか嫌いというより街で流れている音楽として通り過ぎて行ってしまう。

自分と同じように、大人になってオレンジレンジをたまたま聴いたら洋楽っぽさを感じて驚いたなんて人も多いんじゃないかと思う。それでもアルバム通して聴くようなことは無かったが。

ただ、個人的によく思うのが、寝る前に聴くならラウンジとかクラシックなんかよりもwanimaが遠くで流れていた方が安心して寝付ける気がする。

 

サチモスなんかはステイチューン以降は固定ファンが固まったのか、シティポップという言葉と共にあまり聞かなくなってきたし、EDMもBGMとして何かしらの映像の裏で鳴っていたり、4つ打ち、打ち込みの音楽増えたなぁくらいの印象しかない。

ちなみにステイチューンはしばらく「tokyo friday night」 という歌詞を「トーキョーパーリナイ」だと思っていたので、そのままパーティな奴らというイメージを持っていた。勘違いに気付き、サッカーについてコメントしてたのを聞いてからはスポーティーなイメージになった。ジャージ着てるし。

 

AKBグループ、ジャニーズ、エグザイル。

バンドでもなければ、流行りでもない、今やベテラン勢。

一部の中高生、若いバンドマンにぼろくそ言われても、2,3年で消えない安定感あっての成功なのか。元手の資金は置いといて。

AKB48は売り方がどうとか、ファンもアンチも興味が無い人もなんだかんだで話題にしてしまうようなことで炎上、炎上言われているけれど、事件というような事件は聞かない。

そもそも誰もが悪いと思うようなことはやってないような気がするし、「実際はこうだった」とか「実は曲が良い」とか、根拠がなくても、本題と全く関係なくても、とりあえず反論が出来る。ルールを守って殴りあえる。

炎上商法はいかに事が大きいかではなくて、どれだけふわふわしたモラルに触れるかが重要な気がする。

 

音楽の聴き方は、マニアックで音楽的であるほど高等で、有名でゴシップネタがあるほど見下されたりする。

売れ線の不倫だとか炎上だとかはこの最底辺で見られるわけだが、音楽マニアから評価の高いミュージシャンもビジネスとしての音楽を「現在の音楽のあり方」としていくらでも口外するし、逆に取り繕うことも出来るから、そこまでいくとミーハーはもうこの話題に参加すらしていない。

 

聴いてる音楽で見下したり、見下されたりっていうのは、突然殴って試合開始ってところだけが問題なんじゃなかろうか。

相手の好きなバンドを批判して、自分の好きなバンドを批判されて、議論に発展してお互い楽しかったなんていうのは、ヤンキーが殴りあって友情を深めるのと同じくらいレアなんだと思う。

語り合える相手が居なくなるのはバンド1つ好きになるだけで、相手を見下さない考え方を持つのは少し大人にならないといけないというトラップ。

 

バンプアジカンも聴かなくなった今、バンドのキャラクター以外で、当時の自分を引き付けるものがオレンジレンジよりもあったのかというと全くわからない。